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 『Life is Beautiful』をのぞきにきてくださってありがとうございます。
 しばらくサイトをあちこちさわる予定なので、お見苦しいところもあるかもしれませんが
 ご理解ください。よろしくお願いします。

 現在お話の更新予定はまだ未定となっております。今しばらくお待ちくださいm(__)m

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2017.01.31 副社長室は立入禁止 2
副社長室は立入禁止

―――コンコン

「副社長、失礼いたします。あの、こちらが・・・」

「いらねぇ!んなもんもってくんじゃねぇ!」

「はっはいっ!しっ失礼いたしました!」

くそっ、イライラする。昨日は結局ほぼ徹夜で書類の山を片付けた。朝ちょっと仮眠をとってデスクに戻ったら、またも山ができてやがった。しかもお目付け役の西田はどっか行っちまってて、さっきから秘書室の使えねえ女どもがいらねぇもんをもってきやがる。

「・・・ったく、なんなんだよまったく。」

執務室片隅には、花だのなんだのがどさっと置かれている。俺が自分の誕生日に、東京の、それもこの部屋に引きこもって仕事してること自体ありえねぇことだからこんなもん知りもしなかったが。どうも毎年、取引企業だのバカな社内の女どもから送られてきてたらしい。それを俺は今日はじめて知ったんだがよ。別にこんなもんほしくもねぇ。誰も祝ってくれなくていいんだよ。

「一緒にいてほしい女は一人だけだってのに、ったく薄情なやつめ。電話一本かけてきやしねぇ。」

つくしとはここ3日、連絡がとれてねぇ。どうもあっちの天候がかなり悪くて電気も通信もほぼ止まってるらしいから仕方ねぇんだろうけどよ。

「それにしても西田のやつ、どこ行きやがったんだ。あいつがいねぇとムダな女が入ってきてウザすぎる。」

西田がいねぇから、秘書室の女どもが香水の匂いプンプンまき散らして、代る代る俺の部屋に入ってきやがる。こいつらさっきから俺に一体何杯飲ます気だ、コーヒーだの茶だのと入れ代わり立ち代わり持ってきやがる。それに、ついでのようになんか横に置いていきやがってウザすぎる。お前らなんて視界にも入らねぇって、いったい何年たてばわかんだよ。



―――コンコン

「失礼いたします。大井産業の加奈子様がお見えになっておりまして、」

「誰にも会わねぇ。俺は忙しいんだよ。そんぐらいわかんだろ、帰らせろ。」



―――コンコン

「副社長、本日のランチのお誘いが、」

「どこも行かねぇ。メシはここで1人で食う。」



―――コンコン

「失礼いたします。あの、」

「うるせぇなっ!俺の部屋に入ってくんじゃねぇ!」

「ひぃっ!」


ひっきりなしにコンコンやりやがって、仕事にもなりゃしねぇ。あんまり頭に来て誰にも部屋に入ってくんなと怒鳴り散らしたが、そしたら今度は内線をかけてきやがる。ムカついて電話の線をぶち切って壊してやった。ったく、仕事してぇ気分でもないのにここにいるんだ、余計なイラつき増やすんじゃねぇよバカどもが。



―――コンコン

「誰も入ってくんなっていっただろうが!」

「・・・そういうわけにも参りませんので、失礼いたします。」

半日以上もどこか行ってた能面秘書が戻ってきた。しかもなんか知らねぇが、無表情のくせにちょっと楽しそうに見える。

「西田、てめぇ一体どこ行ってたんだよ!おかげで今日一日すっげぇウザかったぞ!あいつら教育し直せ!」

「滅多に副社長に接する機会もないんです、多少は大目に見て差し上げてください。まあ、今後このようなことがないようしっかりクギはさしておきました。申し訳ございません。」

「で?てめぇはこんな時間まで一体どこ行ってやがったんだ。」

「私ですか?来賓をお迎えに行くようにと指示がございまして出かけておりました。」

「来賓?誰だそれ。それに誰の指示だよ、お前に、って。おい、ばばあかよ!」

「社長からの指示でございます。わが社に大変重要な方でいらっしゃいますので、信頼できる私にとのご指名でして。」

「・・・おい。その客と会う予定も入れやがったんじゃねぇだろうな。」

「もちろん入れさせていただきました。本日より3日間、その方のお相手をするようにとの社長より指示がでております。」

「俺は接待係じゃねぇぞ!」

クソばばあめ!俺に客押し付けるとはいったい何考えてんだ!

「司様が一番苦手な接待でございますが、今回ばかりは頑張っていただきます。そのために書類の山を急いで片付けていただいたわけですから。」

「てめぇ・・・いったいお前は誰の秘書だ!」

俺が怒鳴ったところで能面秘書は顔色一つ変えやしねぇ。

「もちろん、副社長室の室長でございますから司様の秘書でございます。ですが社長は楓様ですから。私に命令に背くことはできません。」

淡々と正論を吐くところもすっげぇ気に食わねぇ。

「俺はやらねぇからな!こんな日にばばあの客の接待なんかやってられるか!」

「・・・時差でお疲れになっているようで、今はお休みになっていらっしゃいます。本日22時頃こちらに見える予定ですから、ご一緒にぜひお食事にでも行かれてください。せっかくのお誕生日ですし。」

「知るか!俺は!絶対!そんなヤローとメシなんか食わねぇからな!出ていけ!」

「かしこまりました。では、そこにある分はしっかりサインをお願いいたします。失礼いたします。」

言うことだけ言って出て行った西田に、腹しか立たねぇ。

「こんな日に接待だと!?つくしにも会えねぇのに、いったい何なんだよ!!」

叫んでみたところで誰にも聞こえねぇ。腹が立ちすぎて電話機投げて壊してやったがすっきりしねぇ。クソっ絶対接待なんかしねぇぞ。

***
坊ちゃんイラつきマックスですwwwそしてこんな日に接待だとさ~~~(*ノω・*)テヘ
肝心のつくしは・・・?さて次回には登場するかしら?お楽しみに♪

次回の更新は明日の12時です。よろしくお願いします( `・∀・´)ノヨロシク
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