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 『Life is Beautiful』をのぞきにきてくださってありがとうございます。
 しばらくサイトをあちこちさわる予定なので、お見苦しいところもあるかもしれませんが
 ご理解ください。よろしくお願いします。

 現在お話の更新予定はまだ未定となっております。今しばらくお待ちくださいm(__)m

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2016.12.31 書き換えられた思い出 7【Fin】
書き換えられた思い出

「これはこれですっごく恥ずかしいんだけど・・・」

「仕方ねーだろ、これが一番目立たねーし。恥ずかしいんだったら目つぶってろ。」

「総が目立たないはずがじゃない・・・」

結局解決方法として俺らが選択したのは『つくしが具合が悪くなったので』ってことでお姫様抱っこ。俺が着てたジャケットでつくしをくるんで、とりあえずつくしの皺だらけのシャツと若干ひどいことになってるスカートは隠せた。俺はとりあえずシャツの裾だしときゃ何とかごまかせる。だがこれはこれで恥ずかしいらしく、つくしは俺の腕の中で赤くなって視線をさまよわせてる。

「さっきから誰も会わねーし、そんな気にすんなって。」

「そうだけど、こういうの慣れないし・・・重くないの?大丈夫?」

まあ、こういうの恥ずかしがる女だし仕方ねーか。重いわけがない。お前の重さなんていつだって俺は抱えられるぞ。

「あっ!に、西門様!」

「・・・あいつがいたな、忘れてた。」

そうだった。あいつに着物の染み抜き頼んでたんだっけ。そんなことを今更思い出す。つくしはやつの声を聞いて赤くなってる顔を俺の胸にうずめるようにして隠した。ま、それが正解だな。まだとろんとしたお前のそんな顔、俺は誰にも見せたくねーし。俺らの姿を見て走ってきた男子学生は、俺に抱かれたつくしの姿を見るなり心配そうにじっと見つめる。

「西門様、どうかされたんですか?牧野様・・・」

「・・・いや、ちょっと気分が悪いらしくてな。ってか、お前つくしを知ってるのか?」

「あ、え、いえあの!い、以前西門のお茶会に参加させていただいた時に親切にしていただいたことがあって・・・あ、も、もちろん牧野様は俺のことなんて覚えてないと思うんですけど!どなたにでも親切な方ですし!」

何が悲しくてこんなガキが顔を赤くして弁明するような話を聞かねーといけねーんだ。まったく。だからか。

「・・・で?着物はどうなった?」

「はっはい!すぐに処置したので大丈夫でした!俺のせいでご迷惑をおかけしたので、うちの職人にきちんと手入れさせた後西門会館にお届けします!あ、そっそれであの、代わりの着物をご用意しましたのでよかったらそちらを・・・お、俺のせいですからその着物は差し上げますので是非!」

大方西門の茶会で会ったつくしに親切にされて惚れたんだろう、こいつ。だから今回つくしが英徳に来て、緊張してコーヒーこぼしたとかそんなとこか。別にガキ相手に嫉妬とかしねーけど、ま、おもしろくないよな。こんないかにもみたいな顔して俺の女を見られるのは。肝心のつくしは俺の胸に顔をうずめてるから話は聞いてるだろうが、実際のところはわかってねーだろうし。

「いや、こいつも具合悪いし、悪いけどこのまま帰るから着物はいい。こっちこそわりーけど、このまま帰るから制服借りてってもいいか?あとで新しいの贈らせてもらう。」

「いっいえそんな!いいんです全然そんな制服なんて!そ、それより牧野様は大丈夫なんですか?若宗匠が抱き上げて歩かれるくらいですから相当お悪いんじゃ・・・あ、あのしんどいようでしたらおっ俺が代わりにそのっ!」

「ああ、つくしなら大丈夫だ。ちょっと疲れが出ただけみてーだし。それに、こいつ重くねーし、俺も嫁を他の男に預ける気はねーからいいよ。」

大人げねーな俺、って思いながら男子学生の横をすり抜けて歩き出す。男子学生は俺の後をついてきながら、顔色を変えていた。

「えっ!?よっ嫁、ですか?ま、牧野様が?あ、あのそれって!」

「ああ、知らなかったか?つくしは俺の婚約者だ。年明けには結婚予定。」

「・・・じゃあうちで作らせていただいてる白無垢は・・・」

かわいそうなくらい青ざめたガキ相手に、俺は遠慮なく言い放った。

「そ、こいつのだ。晴れの日の着物だ、いいの作ってやってくれよな。」

つくしが着る白無垢を作ってるって聞いて、どこの息子かわかった。確かにつくしと知り合う機会があっただろうが、着物の採寸なんかに来たことはなかっただろうからつくしが西門でどういう存在なのかまでは知らなかったんだろう。気の毒にと思う反面、こんなガキにまで惚れられるつくしにはお仕置きが必要だな、なんて思う。

「そーゆうことなんで、じゃ。」

ボー然として立ち止まった学生を振り返りもせず、俺は停めてあった車へと向かった。車の中に乗り込んだところでつくしがようやく顔を上げた。

「総、あの・・・」

「いくらお前が鈍感でも、あの会話聞きゃさすがに気付いただろ?」

「う、うん・・・」

「どうにかしてやれるもんでもねーし、ほっとくしかねーよ。ま、あいつがボー然としてたおかげでいろいろ細かいこと突っ込まれなくてすんだしな、ラッキーだったと思おうぜ。」

なんとなく申し訳なさそうなつくしに、ちょっと腹が立つ。

「それより。お前は帰ったらお仕置きだ。」

「え?何それ!」

「あんなガキにまで惚れられやがって。せっかく本物の制服が手に入ったんだし当分これ着てちょっと楽しませてもらうぞ。」

俺の言ってる意味がわかったんだろう、つくしは顔を真っ赤にしてる。

「やだー!総の馬鹿!エロ門!」

さ、今夜はまずどうするかな。

***
予定より長くなってしまい、長々とお付き合いいただきましてありがとうございました(♡´ω` )ノ"

ホントは、予定では英徳のお茶室でイチャコラさせてみようと思ってたんですが
茶室でイチャコラは西門でもできるし、英徳でしかできないこと~~~と考えてたら
なんだかコスプレに走ってしまった向日葵でした(^▽^;)

普段ならあり得ないところで暴走しちゃうラブラブカップルを書きたかったのデス❤
なんかね~最近書くSSのイチャコラ糖度が増してる気がしてなんか怖いくらいの私ですが
皆さんは楽しんでもらえてるのかな?っと勝手に想像中です(●´ω`●)ゞエヘヘ


これで2016年の更新は終了になります。ありがとうございました。
年越えたら新年のご挨拶をアップしますので、そこで2016年の振り返りなんかもする予定です。
皆様どうぞ楽しい新年をお迎えくださいませ( *¯ ³¯*)♡ㄘゅ

これがアップされる頃、まだ仕事中の向日葵より愛を込めて(★^ω^)ニッコリ★
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