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 『Life is Beautiful』をのぞきにきてくださってありがとうございます。
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 ご理解ください。よろしくお願いします。

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2016.12.28 書き換えられた思い出 2
書き換えられた思い出

なんでそんなに赤くなってんだ、つくし。そうは思うが照れた顔がかわいくてこんなところで見つめあってた。ドアをノックする音がしてつくしが飛ぶように俺から離れる。もう世間には婚約者だって公表してるんだから別にいいと思うんだが、つくしはもともと人前で俺といちゃつくなんてことしない女だから仕方ねーか。赤くなった頬を隠すようにそっぽ向いて照れ隠ししてるとこがまたかわいーんだけどよ。

「ご、ご苦労様でした、西門様!コっコーヒーですがど、どうぞぉ!!」

「・・・ああ、どうも。」

こいつは確か・・・ああ、副会長だとかいう男子生徒だ。いったいなにをそんなに緊張してんのか知んねーがかちんこちんになって声も裏返ってる。こんなガキ見るのもなんか久しぶりだなと思い、つくしと並んでソファに座った。

が。

―――ガシャッ!

「あっ!あっ、もっ申し訳あり、あっどうしよ、お、俺・・・すっすみませんっ!!」

緊張しすぎて固まりすぎたせいか、コーヒーをテーブルに置くだけのことにミスって、こともあろうに俺らの着物にコーヒーをかけてくれやがった。おいおい。

「あの、大丈夫ですから落ち着いて。ね?」

「い、いやそのおっオレ!き、着物にコーヒーのシミなんて!それにこんな淡い色の着物に・・・ど、どうしよ・・・」

見るからに真っ青になっておろおろしてるガキに、どうすんだお前なんていうほど俺もガキじゃない。

「落ち着け、大丈夫だ。仕方ねーな。つくし、急いで帰るか。帰ってすぐ染み抜きすりゃなんとかなるだろ。」

お袋がお下がりだとか言ってつくしにくれた着物だ、年代物だが何とかなるだろう。つくしもちょっと残念そうな顔をしてるが仕方ない。だが立ち上がった俺たちの前に、男子学生は青ざめた顔で立ちはだかった。

「お、俺がやります!」

「は?」

「お、俺、呉服屋の息子です!こんな年代物の、淡い染めの着物の染みはすぐに落とさないと!お、俺にやらせてください!」

「いや、いくらなんでも、」

「いえ!責任をもって、うちの家に恥じない仕事をします!脱いでくださいお二人とも!俺、今すぐ着替え持ってきますから!今すぐです、ホントすぐですから!」

まくし立てるだけまくし立てて、男子学生はすごい勢いで学園長室を飛び出ていった。つくしと顔を見合わせる。

「どうする、つくし。」

「どうするって・・・あの子にできるのかな?確かにこの色の着物にコーヒーの染みは・・・」

「あいつ呉服屋の息子だって言ってたよな?だが職人ってわけでもねーだろ?そんなやつにできるかなんてわかんねーしな。」

どうするか、そう考えてる間にドアの向こうからすごい音が近づいてくる。バンっとドアが開いて、息を切らして真っ赤な顔した男子学生が手に持ってたものを押し付けてくる。

「こっこれに!今すぐ着替えてっきっ着物を俺に!はっ早く!俺に任せてください!」

「は、はいっ!」

その勢いに負けて返事をしたのはつくしだった・・・





「おい、嘘だろ・・・俺にこれを着ろってのかよ、あいつ。」

「総・・・これはちょっとさすがに・・・」

着物を脱いで、ドアの外で待ってたやつに渡すと「2時間ください!」と言ってどこかに走っていった。そして手渡された服を着ようと・・・最初で見とけばよかったんだろうが、そんなのあとの祭りだ。俺らの手元にあるのは、英徳の制服だった。

「あいつ、俺らの年わかってんのかよ・・・この年でこれ着ろとか、何のコスプレだこれは。」

「総・・・あたしもさすがにこの年で制ふっクシュン!」

つくしは襦袢も脱いだ状態で、当然寒いはずだ。俺も着物を脱いで襦袢一枚。さすがに寒い。

「・・・仕方ねー。着替えるぞ、つくし。このままじゃあいつが戻ってくるまでに風邪ひいちまう。」

「ほ、本気?」

「ま、どうせ生徒たちはもう帰ってる時間だ。誰にも会わねーだろうし・・・それに。」

「それに?」

「校内デートすんなら、これで目立たなくていいんじゃね?」

死んでもあきらたちに見られたくねー姿だが、ま、どうせ人に会うことはねーし楽しんでもいいんじゃねーかと思うあたり俺もまだまだガキなんだろうな。

「え~?これ着て総と校内うろうろなんて・・・」

「いいから早く着ろ、つくし。寒いだろ?この時期に風邪とか話になんねーぞ、明日からも仕事びっしりなんだからな。」

「えー・・・」

すっげー不満げなつくしは文句言いながらも制服に着替えて、ちょっと恥ずかしそうに俺に微笑んでくれた。

「ど、どう?変じゃない?」

「全然。まだまだイケてるぞ、つくし。お前もともと童顔だしな、違和感ねーよ。問題は俺だ。ったく、こんな標準制服持ってきやがって。」

「ふふふっ。なんかまじめな生徒に見えるよ?昔の総が制服着てるのなんて見たことないから変な感じ。」

当たり前だ、制服なんて持ってたかどうか記憶も怪しいくらいだ。持ってきてくれた制服は俺らがいたときとたぶん変わってねーんだろうけど、大体既製品じゃ体に合わない俺には足も腕も裾が若干短い。はっきり言ってダサいの一言だ。

「ま、つくしとのデートのためだ、仕方ねーな。」

バランス考えて裾を折って何とか見れるようになったはずだ。さ、行くか。

○+●+○+●+○+●+○+●+○+●+○+●+○
プチデートする予定だったんですが・・・アンラッキーなのか学生グッジョブ!なのかw
2人とも英徳の制服を着るハメになってしまいましたwww
んじゃま、せっかくなんだし楽しんでいってらっしゃ~い♪゚゚♪゚((●>∀・)ノわ~ぃ!
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