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 ご理解ください。よろしくお願いします。

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2016.12.02 冬はホテルで 2
冬はホテルで
まだつかないwww大丈夫、今回やっと到着です☆彡
***

猛吹雪の中、車が向かった先は道明寺が持ってるという小規模ホテル。メインの建物から専用通路を通って各コテージに行けるようになっており、コテージごとに内装も違いふるまわれる料理も違う。だが、見える景色と温泉だけは同じという、完全予約制でプライベートが厳重に守られる、世界の上位数%しか来れないホテルらしい。運転手に聞いたらそう教えてくれた。

「そ、そんなところにあたしたちが行っていいのかな?・・・」

「いいんじゃねーの。いちお、オーナーの椿さんの代理だし。」

ジェットの中で、何も知らなかった事情を司から聞き出した。なんでも今回ここを予約してたのは椿さんとその旦那だったらしい。だが、椿さんが盲腸になってしまったために当然予定はキャンセル。だがせっかくのコテージが1週間もあくのはもったいないから、とのことで、代理で行ける人間を探してたところ、椿さんが「じゃつくしちゃんにしましょ♪」との一言で決定したそうだ。

「それにしてもよく家元が許可してくださったよね・・・」

「・・・だな。」

そこから椿さんがいったいどういうルートを使ってこのクソ忙しい12月に俺のスケジュールを1週間もあけさせたのか知らねーが、そう言えば親父が見慣れない茶器をもってうれしそうに笑ってたな、なんてことが頭によぎった。まさかとは思うが、家元ともあろう人間が茶器と息子の休みを引き替えたとは思いたくない。考えるのはやめとこう。

「でも、こんなお天気じゃさすがに見れないんじゃない?」

「どうだろうな。ま、数日たてば天気も落ち着くだろうし、見れたらラッキー、くらいでいいんじゃねーの?」

「えー!せっかくこんなところまできたんだし、見れる確率が高いなら見たいなあ、オーロラ。」

そう。ここノルウェーのこんなクソさみーとこになんでそんなホテルなんか建てたかっていうと、ここがオーロラが見える街だからだ。それに温泉も出る。オーロラが見え、温泉も出てスパもあり、プライベートが完全にに守られるホテルなんてありゃ、そりゃ来たい人間は多いだろ。冬の時期のバカンスにはもってこいだろう。そこに目を付け、あくまで小規模ホテルを建てたところが椿さんのすげーところだとは思うが。

「うわーーー!素敵!総、ほら!」

雪が多少おさまって、見えてきたのはいかにも北欧風な、ちょっとレトロな建物。女性の好みそうな外観に、内装を想像してしまう。ま、楽しめそうだ。せっかくきたんだし、どうせ帰れねーんだし、じゃあ思いっきり楽しむか、と気持ちを切り替えた。

「Hallo、Mr総二郎、Missつくし。到着をお待ちしておりました。ようこそホテルカメリアへ。お部屋はこちらでございます。」

あたたかい暖炉のあるロビーは大して広くはない。だが、そこにちらっと見えた姿はあの大女優だったような・・・ま、どうでもいいか。楽しそうにはずんで歩くつくしのほうがかわいいに決まってる。大雪の中のガラス張りの通路は真っ白で外は何も見えない。が、レトロなライトのオレンジの光が心地よく、リラクゼーションを大事にするホテルなんだろうというのがなんとなくわかる。

「うわ~~~~~!すごい!」

「こりゃまた・・・いったいどんだけ金かけてんだ、椿さん。」

俺らが滞在する部屋はドアを開ければそこはちょっとレトロな木の温かみのある古き良きアメリカをイメージさせる部屋だった。パッチワークのキルトに、ビンテージものだろうアンティークの家具。それにガラス張りの窓の近くにはちょっと早いがでかいツリーが飾られており、でかいソファにでかいベッド。何でもかんでもでかくてそして細工がすばらしい。

「こちらのお部屋は“懐かしきアメリカ”がテーマとなっております。オーナー自らお二人のお洋服もご準備させていただいておりますので、どうぞお着替えになってごゆっくりおくつろぎください。」

あけてくれたクローゼットには、この世界観に合わせたんだろうコットンのシャツだのチノパンだの、俺のは西部時代の映画にでもてできそうな洋服ばかり。だがつくしに用意された洋服は、かわいいコットンドレスが多く、花柄だのチェック柄だのワンピースだのとどれもかわいいものばかり。ま、つくしが喜んでるんなら別にいいか。

窓の外が変にライトアップされてるのが気になり外を見ると・・・

「そちらは温泉になっております。365日楽しめますから、どうぞいつでもお楽しみください。」

引き戸を開けるとそこはサンルームのようになっていた。全面ガラス張り、当然今は吹雪いてる外しか見えないが、ガラスには雪1粒もついていないから外の景色がきれいに見える。

「もしかして風呂入りながらオーロラ見えたりすんの?」

「もちろんでございます。吹雪も明日にはやみますから、明日の夜はきっとオーロラが見えると思いますよ。お二人はとてもラッキーカップルのようですね。」

「うわーーー!すご~い!なんかもう別世界みたい!」

はしゃぎまくってるつくしは、1週間もこの何もない空間で俺と2人っきりで何をどう楽しむのかってことはすっぽり抜けちまってるらしい。ま、時間はたっぷりあるしな。せいぜい楽しませてもらおうか。

***
オーロラ見にこんなとこまでポケットマネーでこさせてくれるあたり、お金持ちはすごいw
総二郎もなんだか楽しむ気になったみたいですし、つくしは浮かれてるし、楽しく過ごしてもらいましょ♪

次回は12/3 12:00更新です。よろしくお願いします~
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