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 『Life is Beautiful』をのぞきにきてくださってありがとうございます。
 しばらくサイトをあちこちさわる予定なので、お見苦しいところもあるかもしれませんが
 ご理解ください。よろしくお願いします。

 現在お話の更新予定はまだ未定となっております。今しばらくお待ちくださいm(__)m

 INDEX

2016.12.02 冬はホテルで 1
冬はホテルで
12/3は我が愛しの西門総二郎サマのお誕生日です~~~❤
HappyBirthday❤(^。^)オメデト∠※ポン!。・:*:・゜'★,。・:*:♪・゜'☆ミ
というわけで。久しぶりのイベントです!はりきってRで行きましょう♪

皆様『秋のお宿で』というお話をご存知でしょうか?
あそこまでではないけど、あんな感じをイメージしていただければとw
あちらを読まれた方がもしかしたら感じがわかるかも?と思い、当サイトに移動させました。
よかったらこちらも一緒にお楽しみください~ → 『秋のお宿で』第1話
いったいどんなお話なんでしょうね~うふふ❤では、ドウゾ~(▼∀▼)ニヤリッ

***

ビュオォォォォォォォ・・・・・・

「「・・・・・」」

横殴りの雪。真っ白で何も見えない外。そして、気温がマイナスと聞いてさすがにセーター一枚のカッコで外に出ようとは思えず、困った顔したつくしと、思わず顔を見合わせた。

「やっぱり・・・行かないとダメ、なんだよね?」

「・・・ここまできたんだ、そりゃダメだろうな。」

わかっちゃいるが、降りたくねー。奥からやってきた乗務員が2人分のロングダウンコートを手渡してくれて、それに思わずほっとしてつくしと顔を見合わせて苦笑いだ。

「なんか、いいようにされちゃってるねあたしたち。」

「いつものことだろ。ほら、ちゃんとフードもかぶれ。外すげー雪だからな、風邪ひくなよ。」

ダウンコートのフードをかぶせ、上までチャックを締めてやると、なんだかこういうかわいい人形みたいになったつくし。さて、いったいどんなところに連れて行かれるのやら。

「よし、行くぞ!」

勢いこまないといけないくらいの寒さの中、強い風からつくしを守るように抱きしめて、俺はようやく自家用ジェットから外で待ってる車へと移動した。





西門での仕事を終えたあと、つくしとメシを食いに行こうと約束してたから待ち合わせ場所に向かっていた夜。突然、つくしともども黒服の男どもに拉致られた。俺一人ならなんとかなりそうだったが、どう考えても頭数的にかないそうになく、怯えるつくしを抱きしめてたら車が向かった先は飛行場だった。つくしと顔を見合わせてたら・・・ジェットから降りてきた男に見覚えがありすぎた。

「西田さん?えっ?どうして?」

わけのわからない状況に、とりあえずホッとしつつ車から降りると、西田さんが入れ替わりに車に乗り込む準備をしている。

「総二郎様、つくし様。この度は驚かれたでしょう、本当に申し訳ございません。まあ、あの方のされることですから多少のことは多めに見ていただけると助かります。」

「いや、あいつなら仕方ねーけど。で?司は?」

「司様は本日は韓国にいらっしゃいます。私は楓様からのお仕事を頼まれておりまして、今から日本支社に参ります。すぐに韓国に戻る予定ですが。」

俺たちを拉致った当の本人は顔も出さず、事情も説明しないという無茶ぶり。さすがにこれはねーだろ。

「俺らいったいどこに連れてこうってんだ?明日も仕事だし、司に言われたからってそうそう簡単にジェットに乗るわけにいかねーんだよ。だいたい、どこに連れてかれるんだ俺ら?西田さん知ってんだろ?」

「それが普通の反応だと申し上げたのですが・・・司様としては『サプライズだ』とのことですから、あきらめてお乗りください。何も申し上げないようにとのことなので、これ以上私からは申し上げられません。申し訳ありません。」

マジかよ、あのバカ・・・

「あの、道明寺と連絡とかとれないんですか?」

「上空にいらっしゃるあいだには、司様からオンラインで連絡が入ると思います。この時間ですとまだ韓国で首相と会談中ですから、今すぐは難しいかと。」

「そうですか・・・どうしよう、総。」

「どうしようって・・・乗らねーわけにはいかねーだろ。絶対逃がさねーと言わんばかりにガタイのいいSPばっかよこしてんだからな。逃がしてはくんねーだろうな。」

「・・・誠に申し訳ありません。」

「そんな!西田さんが悪いわけじゃないですから!頭あげてください!ね、そうだよね、総。悪いのは道明寺だもんね。」

「ああ、だな。ま、仕方ねーか。行くぞ、つくし。」

「あ、うん!」

乗らねーなら意地でも乗せるといわんばかりに待機してたSPどもに囲まれながらジェットに乗り込んだ。まったく、いったいどこに連れてかれるんだか。上空を飛んで約1時間。司からオンラインで連絡が入った。

『よう。』

「なにがようだこのバカ!突然拉致ってジェットに乗せるとかいったい何考えてんだ、お前は!」

『あ?連絡いってねぇのか?』

「は?何のことだよ。つくし、お前なんか聞いてるか?」

「ううん。何にも。道明寺、いったい何のこと?」

『姉貴が連絡するって言ってたんだがな。忘れてやがったか。』

「「椿さん?」」

思わずつくしと声が揃って顔を見合わせた。

『心配すんな、ちゃんと西門には連絡済みだ。心置きなくのんびりしてこい。』

「いや、だからよ、俺らいったいどこ向かってんだ。」

『あ?えっと・・・どこだったか?おい、こいつら今どこに向かってんだ?』

司が誰かに向かって話しかけてる。おいおいおい、てめーは俺ら拉致っといてどこに向かってんのかも知んねーのか!

『ああ、ノルウェーだとよ。』

「「ノルウェー!?」」

あまりに突拍子もない話に思わず声が出る。

「おいバカ!お前、ノルウェーまでどんだけ時間かかんのかわかってんのか!しかもなんでこんな時期なんだよ!クソさみーに決まってんだろ!」

「道明寺!なんでそんな!そんなところじゃすぐ帰ってこれないじゃない!それにこんなカッコじゃ寒いに決まってるでしょ!どうしてくれるのよ!」

俺らの文句なんて聞こえてやしない。

『全部手配済みだ、心配いらねぇよ。ま、楽しんでこい。』

つくしと2人、思わず深いため息が出たのは仕方ねーと思う。

***
な~んにも知らされず、拉致られて飛行機に乗せられて、向かう先はノルウェー。
またなんでそんなところに・・・って、この2人も皆さんも同じ気持ちでしょうけど。
まあまあ~楽しくなるはずだから(▼∀▼)ニヤリッ

次回は18:00更新です。
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2016.12.02 冬はホテルで 2
冬はホテルで
まだつかないwww大丈夫、今回やっと到着です☆彡
***

猛吹雪の中、車が向かった先は道明寺が持ってるという小規模ホテル。メインの建物から専用通路を通って各コテージに行けるようになっており、コテージごとに内装も違いふるまわれる料理も違う。だが、見える景色と温泉だけは同じという、完全予約制でプライベートが厳重に守られる、世界の上位数%しか来れないホテルらしい。運転手に聞いたらそう教えてくれた。

「そ、そんなところにあたしたちが行っていいのかな?・・・」

「いいんじゃねーの。いちお、オーナーの椿さんの代理だし。」

ジェットの中で、何も知らなかった事情を司から聞き出した。なんでも今回ここを予約してたのは椿さんとその旦那だったらしい。だが、椿さんが盲腸になってしまったために当然予定はキャンセル。だがせっかくのコテージが1週間もあくのはもったいないから、とのことで、代理で行ける人間を探してたところ、椿さんが「じゃつくしちゃんにしましょ♪」との一言で決定したそうだ。

「それにしてもよく家元が許可してくださったよね・・・」

「・・・だな。」

そこから椿さんがいったいどういうルートを使ってこのクソ忙しい12月に俺のスケジュールを1週間もあけさせたのか知らねーが、そう言えば親父が見慣れない茶器をもってうれしそうに笑ってたな、なんてことが頭によぎった。まさかとは思うが、家元ともあろう人間が茶器と息子の休みを引き替えたとは思いたくない。考えるのはやめとこう。

「でも、こんなお天気じゃさすがに見れないんじゃない?」

「どうだろうな。ま、数日たてば天気も落ち着くだろうし、見れたらラッキー、くらいでいいんじゃねーの?」

「えー!せっかくこんなところまできたんだし、見れる確率が高いなら見たいなあ、オーロラ。」

そう。ここノルウェーのこんなクソさみーとこになんでそんなホテルなんか建てたかっていうと、ここがオーロラが見える街だからだ。それに温泉も出る。オーロラが見え、温泉も出てスパもあり、プライベートが完全にに守られるホテルなんてありゃ、そりゃ来たい人間は多いだろ。冬の時期のバカンスにはもってこいだろう。そこに目を付け、あくまで小規模ホテルを建てたところが椿さんのすげーところだとは思うが。

「うわーーー!素敵!総、ほら!」

雪が多少おさまって、見えてきたのはいかにも北欧風な、ちょっとレトロな建物。女性の好みそうな外観に、内装を想像してしまう。ま、楽しめそうだ。せっかくきたんだし、どうせ帰れねーんだし、じゃあ思いっきり楽しむか、と気持ちを切り替えた。

「Hallo、Mr総二郎、Missつくし。到着をお待ちしておりました。ようこそホテルカメリアへ。お部屋はこちらでございます。」

あたたかい暖炉のあるロビーは大して広くはない。だが、そこにちらっと見えた姿はあの大女優だったような・・・ま、どうでもいいか。楽しそうにはずんで歩くつくしのほうがかわいいに決まってる。大雪の中のガラス張りの通路は真っ白で外は何も見えない。が、レトロなライトのオレンジの光が心地よく、リラクゼーションを大事にするホテルなんだろうというのがなんとなくわかる。

「うわ~~~~~!すごい!」

「こりゃまた・・・いったいどんだけ金かけてんだ、椿さん。」

俺らが滞在する部屋はドアを開ければそこはちょっとレトロな木の温かみのある古き良きアメリカをイメージさせる部屋だった。パッチワークのキルトに、ビンテージものだろうアンティークの家具。それにガラス張りの窓の近くにはちょっと早いがでかいツリーが飾られており、でかいソファにでかいベッド。何でもかんでもでかくてそして細工がすばらしい。

「こちらのお部屋は“懐かしきアメリカ”がテーマとなっております。オーナー自らお二人のお洋服もご準備させていただいておりますので、どうぞお着替えになってごゆっくりおくつろぎください。」

あけてくれたクローゼットには、この世界観に合わせたんだろうコットンのシャツだのチノパンだの、俺のは西部時代の映画にでもてできそうな洋服ばかり。だがつくしに用意された洋服は、かわいいコットンドレスが多く、花柄だのチェック柄だのワンピースだのとどれもかわいいものばかり。ま、つくしが喜んでるんなら別にいいか。

窓の外が変にライトアップされてるのが気になり外を見ると・・・

「そちらは温泉になっております。365日楽しめますから、どうぞいつでもお楽しみください。」

引き戸を開けるとそこはサンルームのようになっていた。全面ガラス張り、当然今は吹雪いてる外しか見えないが、ガラスには雪1粒もついていないから外の景色がきれいに見える。

「もしかして風呂入りながらオーロラ見えたりすんの?」

「もちろんでございます。吹雪も明日にはやみますから、明日の夜はきっとオーロラが見えると思いますよ。お二人はとてもラッキーカップルのようですね。」

「うわーーー!すご~い!なんかもう別世界みたい!」

はしゃぎまくってるつくしは、1週間もこの何もない空間で俺と2人っきりで何をどう楽しむのかってことはすっぽり抜けちまってるらしい。ま、時間はたっぷりあるしな。せいぜい楽しませてもらおうか。

***
オーロラ見にこんなとこまでポケットマネーでこさせてくれるあたり、お金持ちはすごいw
総二郎もなんだか楽しむ気になったみたいですし、つくしは浮かれてるし、楽しく過ごしてもらいましょ♪

次回は12/3 12:00更新です。よろしくお願いします~
2016.12.03 冬はホテルで 3
冬はホテルで
あれれ?やっと張り切ってR突入?と思ったら・・・
なんだか2人にどうしようもない会話をさせるのが楽しくなっちゃって(^▽^;)
2人のいちゃラブトークお楽しみください(⋈◍>◡<◍)。✧♡


***

「ちょっ!ムリムリムリ~!」

「何が無理なんだよ、どうせ着替えるんだろ?じゃその前に風呂入ろうってのがそんなにおかしいのかよ。」

用意されていたかわいらしいワンピースに着替えようとしてたつくしをとっ捕まえて服を脱がせながら風呂に誘ったら、頬をピンクにして抵抗してきた。こいつも学習してるらしい。脱がせたセーターで胸を隠しながら俺に必死に抵抗してる。

「だって!」

「だってなんだよ。」

「だって・・・」

俺から目を反らしながら、拗ねたような恥ずかしそうな顔してぼそっとつぶやいた。

「だって、お風呂だけじゃ終わらない気がするし・・・」

「わかってんじゃねーか。それならわかるだろ?ムダに抵抗したって結果は同じだ。ほら、行くぞ。」

「きゃっ!そ、総っ!」

セーターを投げ捨てて抱き上げれば、ちゃんと俺に抱きついてきてくれる。まったく、かわいすぎて毎回どうにかなりそうだぞ。

「そ、総!だってせっかくきたばっかりでこんな・・・せっかくの旅行だし、せ、せっかくのノルウェーだし、ほら!あの、観光とか・・・」

「この吹雪にどこに行こうってんだ、お前は。さみーだろうが、外は。」

「そ、それは・・・」

「こんな薄着で来てすっかり体は冷え切ってるし、長時間のフライトで疲れてるだろ?スパのやつらほどじゃねーが俺がたっぷりマッサージして癒してやるから。」

「そ、それ遠慮したいな・・・」

「遠慮しなくていいって。たっぷりじっくり、マッサージさせていただくよかわいこちゃん。」

耳元でささやいた言葉に、付き合いも長いってのにいまさら赤くなるつくし。まったく、俺の前で食べてくれってあおってんのは毎回お前なんだぞ、なんてことは絶対教えてやらない。



ドーム型の温室のような風呂は素晴らしかった。窓ガラスは曇ることなく外の世界をきれいに映してる。なのに誰からの視界にも入らないように作ってあるんだろう、森できちんと他のコテージとは遮ってあった。お湯はどんどんあふれるように湧き出していて、窓側にあるでかいバスタブからは常にいい香りするお湯が俺らの足元に流れてくる。つくしを脱がせながら、それより素早く脱ぎ捨てた服はちゃんととりつけられた棚に投げ捨てた。ちゃんとバスローブも何もかも準備されてるが、まあこれなしでそのままベッドになだれ込んでもいいんじゃね?なんて考えていた。

「は、恥ずかしいよ、こんな昼間っから・・・」

「心配しねーでも誰も見てねーよ、俺以外。」

「それが一番恥ずかしいのに・・・」

恥ずかしがって俺に背中を向けたって、すでに裸なんだからかわいいお尻が丸見えなんだけどな。

「ほら、とりあえずあったまろーぜ。」

嫌がるつくしをバスタブの中に先に入れてやれば、ほぅっと息をついて気持ちよさそうだ。

「ほらな。やっぱ体冷えてたんじゃねーか。気持ちいいだろ?」

「うん・・・気持ちいい。」

俺から微妙に視線を逸らすつくしは恥ずかしそうに何も見なかったかのように、何もない真っ白な外を眺めてる。まったく、わかりやすすぎてかわいくて、だから苛めたくなるんだっていったいどういえばわかってくれるんだ。

「なんだよ、俺のかわいいムスコがそんなに気になんのか?」

「ち、違うもん!」

「ま、お前に触ってるとすぐ元気になっちまう、本能に忠実すぎるムスコだからな~でも、好きだろ?」

「知らない!」

かわいくってかわいくって、このまま犯したいなんて思うくらいだ。普段こんな明るい時間に風呂に入ることなんてねーし、だから俺の通常時のモノなんてじっと見たことなくて、視界に入ってちょっと困った、どうせそんなとこだろう。大体俺がつくしを風呂に入れてやる時はつくしはイったあとでぐったりしてるから俺のモノがどうとか気にする余裕なんてねーし、俺は俺でつくしと一緒にいると大体しょっちゅう臨戦態勢だしな、我慢したことなんてねーからそれはそれで困ったものなのかも知んねーけど。

「あのね・・・」

「ん?どうした?」

「あの・・・総の誕生日、じゃない今日。あたし、プレゼント買ってたんだけどうちに置いてきてて・・・まさかこんなことになるなんて思ってなかったし・・・」

「ああ。別にいいよ、気にすんな。お前が悪いわけじゃねーし。」

「でも、何にもプレゼントないのもなんだか申し訳なくて・・・」

申し訳なさそうなつくしを見て、どうも俺のけっこう悪い部分が刺激されちまったらしい。頭の中にちょっと悪い考えが浮かんで、思わずニヤリとしちまった。

「んじゃさ、つくし。俺からのお願い、1つ聞いてくれるか。」

「・・・なんかすご~く嫌な予感がする。」

「お前勘が鋭くなったなあ。もうちょっと鈍くても全然いいんだぞ。」

「総との付き合いが長いと、総のそのなんだか企んでそうな顔見てたらなんとなくわかるんだよ。何?また何か変な、エッチなこと考えてるんでしょ。」

「当たり。ま、そう変なことでもねーよ。耳貸せ。あのな・・・」

俺の要望を、欲望そのままに言葉にしてみた。

「・・・それを、あたしにしろって?」

「そ。簡単だろ?」

湯で暖まったせいだけじゃなく真っ赤になったつくしは、さて俺の要望に応えてくれるかな?楽しみだな。

***
ぐふふ、えへへ。総二郎さん、いったい何をつくしにお願いしたんでしょうかね。
まあ、エロ門さんが頼んだことです、ろくなことじゃございませんwww

次回こそ!Rだよ!やっと!お待たせしましたね~本日18時お楽しみにしててください( ̄∇+ ̄)v
2016.12.03 冬はホテルで 4
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2016.12.03 冬はホテルで 5
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2016.12.04 冬はホテルで 6【Fin】
冬はホテルで
つくしちゃん、生きてるでしょうか・・・w
***

「ん、ぅん・・・」

気を失ってしまってるつくしの顔を見て、さすがに罪悪感が芽生えて頬を撫でて額にキスを落とした。

「まあ我ながら、ひでーな、俺。」

つくしの体はあちこちにうっ血のあと。俺が残したキスマークが、消える間もなく新しいのが増えてるせいでなんだかひどい状態だ。それに、つくしの体とその下のシーツは、もうぐっちゃぐちゃ。いったいなんでなのかは考えなくてもわかる。

「Hallo。すまないけどベッドメイキング頼めるか?」

『Yes、Mr。』

気の効きすぎるホテルの人間に電話を一本入れて、つくしを抱き上げて風呂へと向かった。こういう時風呂が常に湧いてるってありがたいよな、なんて思いながら空を見上げると・・・

「うわっ、すっげー・・・こりゃ確かにすげーわ。」

ホテルに到着してから4日が過ぎていたが、吹雪はやんでもずっと曇り空で、まだオーロラは見れていなかった。で、そのあいだ何をしてたかっていうと・・・まあ、宣言通り、つくしとたっぷりじっくり好きなだけ楽しんでたわけで。





『む、無理だよこんなの!』

何度もつくしにそのセリフを言わせながら、それはもうホントに、つくしが赤面するようなことばかり要望した気がする。まあでもこれくらい普通やってんじゃねーのみんな、と思う俺からしたら楽しいだけの時間だったが、つくしにしてみればえ?うそ!みたいなことの連続だったらしい。

椿さんが用意してくれたランジェリーは刺激的すぎて、つくしは着るのさえ嫌がった。でもそれしかないと知ると着ないわけにはいかず、着てみたそれらは壮絶にやらしくて・・・まあ、大して長い時間は着てられなかったのは仕方ねーだろう。総レースのやつは何枚か勢い余って破っちまって、つくしにも怒られたけど・・・ま、仕方ねーよな。色っぽいあいつが悪い。

4日もホテルの中じゃさすがに退屈だろうと、ホテルの人間に声をかけて出掛ける先がないか聞いてみたところ、ホテル内の共有スペースに案内してくれた。ビリヤードにダーツにチェス、それになぜか将棋にトランプに卓球があったその部屋で自由に過ごしていいと言われ、つくしのリクエストでちょっと遊んだりもした。なぜか卓球をするときは浴衣で、と言われて着替えさせられ(いったい誰の好みでおいたんだか知らねーけど絶対椿さんじゃねーだろう)まあそれもそれで楽しくて、誰もこないのをいいことにチラ見えしてたつくしの内腿がやらしくてそこで襲っちまったのはご愛敬だ。





メシ食って、2人で温泉に入ってたまにマッサージを受け、ヤりたいだけヤりまくって時には裸のままシーツにくるまって暖炉の前でどーでもいい話や懐かしい昔話をして笑って。

「こーゆうのを幸せっていんだろうな、マジ。まあつくしにとっちゃ・・・」

湯船の中で俺に体を預けすうすうと寝息を立てているつくしにとっては、こういう不健全で何もしない自堕落な生活を送るのは貧乏性な彼女の性格からして許せないらしいが、最近滅多になかった俺との2人きりの時間を、つくしなりに楽しんでくれてたと思う。ここまでヤりまくってる俺には『ま、まだ元気あるの?』なんて、さすがに若干引いてたが。

オーロラのかかった空を見上げながら、つくしを抱きしめて頬にキスを送る。

「お前がいてくれりゃ・・・別に俺は何もいらねーんだよ。お前がいてくれることが俺には何よりのプレゼントなんだからな。」

手に入れたくても手に入れられなかった時のことを思えば、こいつが俺のそばにいてくれるのは、俺にとってはオーロラを見るより奇跡に近い気がする。

「つくし、愛してる。」

頬にチュッとしてると、俺の腕の中のつくしがビクッと動いた。どうやらお姫様のお目覚めらしい。

「お、起きたか。大丈夫か?」

「お、おはよ・・・もう夜だけど・・・」

「いまさらなに照れてんだよ。俺がお前のこと愛してるのなんて、お前もみんなも、誰だって知ってることだろ。」

「そうだけど・・・あんまり総、そんなこと言わないし・・・」

「そうか?まあ、毎日のように囁くようなキャラじゃねーしな、俺。それより、ほら、空。」

「え?わっ!うわ~~~~~っ!!きれい~~~!」

俺に抱きつきながら空を見上げるつくしは、勢い余って胸が俺の顔の目の前で揺れてることすら気づいてないらしい。

「総!すごいね!すっごくキレイ!これ、宇宙からも見えるんだよ!?すごくない!?なんか神秘的~!それをこんなあったかい場所であったかいまま見れるなんてなんて贅沢!もう~~~!」

俺はそれより俺の目の前でふるんと震えるものの方が楽しくて好きなんだが。

「総?もう、総!何見てるのよ!見るのはそこじゃないでしょ、そ・ら。空見てよ!せっかくのオーロラなんだよ!?そんな滅多に見れるものじゃないんだから!」

「・・・じゃ、その滅多にないオーロラの元で、愛を確かめ合うか。」

「え?」

「滅多にないから記憶に残るだろ?俺とお前だけの、誰にも内緒の記憶が。」

「・・・まだそんな元気が・・・あるみたいだね・・・信じられない。」

つくしのひきつった顔も愛おしい。

「お前が相手ならいくらでも。」

さあ、また愛を囁こう。まだまだ時間はたっぷりある。

***
まだ!まだヤっちゃうらしいです!どんだけ元気なんでしょう!
たぶんこのもやっとしたところを全部書いたら、1カ月くらいRのお話をお届けできるかもしれませんw

総二郎にとって何よりのプレゼントは・・・つくしがそばにいてくれること❤
ラブラブでうらやましいなあ~うふふっ(*゜v゜*)総二郎、HappyBirthday(。・ω・。)ノ♡
お付き合いいただきありがとうございました。

18時よりあとがきとお知らせを更新します~
2016.12.24 愛すべきサンタ、プレゼントは君で 1
愛すべきサンタ、プレゼントは君で
メリークリスマス(*^-')ノ☆;:*:;☆“Merry*Christmas”☆;:*:;☆ヽ('-^*)
ということでSSをお届け❤とっても暗い連載本編が続いておりましたので気分をかえて
明るい気分で楽しんでいただけたらと思います~( *´艸`)

***

「ど、どうぞ順番に並んでくださ~い!列の最後尾はこちらで~す!」

さ、寒い!この年でこんなカッコなんてもう!滋さんのバカ!総のバカバカバカ!いや、我慢我慢だ!

「ねえねえおねーさん、これ、何の列なの?」

「え、あ、はい。これは『キャセロールシゲル』のクリスマス限定ミニカップケーキ販売の列でして、ここが最後尾・・・」

「え?マジ!?あのキャセロールシゲルの?うわ、絶対彼女に買って帰ってやろ。絶対喜ぶわ!おい、お前も一緒に並べよ、1人2個限定とか書いてあるし。」

「はあ~!?このクソ寒いのに並ぶのかよ~。たぶん1時間は並ぶぜ?ったく、お前あきちゃんには甘いんだからよ~。」

目の前の大学生くらいの男の子が2人、また列に並んだ。ああ、ありがとう売り上げに貢献してくれて。ホントさっさと売り切れてこんなお役目解放されたい。





今日はクリスマスイブ。あたしたちはこの3日間、ここに拘束されている。そう、この『キャセロールシゲル』はあの滋さんが初プロデュースしてるスイーツ専門店。そしてまたこれがそこら辺のパティシエが作ったのよりかわいくておいしいって雑誌でもテレビでもとりあげられて、忙しいはずの滋さんがNYから帰国するくらい大繁盛しているのだ。そしてあたしたちは、それはもう総出でお手伝いにきている。この時期に有給使いますって言ったら上司にすごく嫌な顔されたけど、そんなの気にするもんか。

「先輩、交代しますわ。寒かったでしょう、休憩してきてください。」

やってきたのはあたしと同じカッコの桜子。そう、今回は桜子もお手伝いに来てくれているのだ。

「あ!あなた、ベアウティの桜子さんですよね!そうですよね!」

「うふふ、ええ、いらっしゃいませ。よかったら、ケーキどうですか?お友達のために頑張ってるんです、協力してくださいません?」

今は自社化粧品ブランドのモデルもしてる桜子のファンなのか、女の子たちに押し出されるようにその場から逃げてきた。ちらっと視線のあった桜子はニンマリしていたから、ああきっと自分の宣伝にも一石二鳥だとか思ってるんだろうなってすぐわかる。桜子が着てるの、自前だっていうくらいだから気合い入れてるんだろうな。

「はあ~あったか~い。」

今日のあたしは、社長(滋さん)の命令でサンタの格好だ。ほらあれ、いわゆるミニスカサンタ。あたしと優紀と滋さんと、なんでもお揃いらしいミニスカートのサンタの衣装はすっごくふわふわであったかい。ノースリーブのミニワンピースに、網タイツにロングブーツ。思いっきり滋さんの好み。さすがに外は寒いからコートを羽織ってるけど、コートもまた赤のかわいいポンチョに白の長手袋。肌が隠れてる部分はすごくふわふわであったかいから、もしかしたらカシミアとかなのかもしれないけど、もうそれを気にする元気もない。

「あ、つくし。お疲れ。外寒かったでしょう?大丈夫だった?」

ちょうど休憩だった優紀と一緒にあったかいお茶で一休みだ。優紀はレジで働いてるのでノースリーブのミニスカサンタのまま。あたしは諸事情があって寒いけど外での仕事をしてる。だって・・・

「ホント、西門さんもまいっちゃうよね、それ。絶対確信犯だよね。『俺以外の男に肌を見せんじゃねーよ!』みたいな?」

「やめてよ、優紀。もうそれ散々滋さんにも桜子にも言われた・・・」

「あんなちゃらんぽらんな人がねえ、まさかこうも変わってそんな嫉妬深くて独占欲丸出しなところ見せるなんて思わないじゃない。意外だし、だからおもしろいよね。」

笑い事じゃない。ポンチョの襟元はがっつり上までとめてるから今は気にならないけど、一昨日ここのバイトにきてサンタの衣装を着たあたしを見て苦笑いした3人にはホントに恥ずかしすぎてあわせる顔がなくて、穴があったら入って二度と出てきたくないくらいだった。




数日前、実は滋さんから頼まれてね・・・って話を彼にした。どうしてもって頼み込まれて、もう優紀と桜子もくるって言ってるし、滋さんも帰国するっていうからあたしもお手伝いをね・・・そう言った時、黙って話を聞いてた総の様子を見ておかしいと気付くべきだったんだ。

今年は、総とはクリスマスを過ごせないことになっていた。西門のイベントで22~25日まで総は京都に行くことになっていて、あたしは1人のクリスマスを過ごすくらいなら友達と一緒の方がいいかな、と思っただけだったんだけど。めずらしく「たまにはいいんじゃねーの?」なんて言ってくれてありがたいな~と思ってたのに。

京都に行く前の日の夜、なんだかいつもよりその、アレが激しくて、何度も何度もあたしの意識がなくなるまでだったからどうしたんだろうとは思ってたんだけど。朝になって滋さんたちと合流してみたら、体中がキスマークの嵐!みたいになってて、とてもじゃないけどキャミソールのミニワンピなんて着れる状態ではなかったのだ。

「愛されてて幸せじゃない、つくし。」

「そうだけど、これは2度といや。」

「確かに。」

苦笑いするあたしと優紀はお茶を飲みながらのんびりしていた。今年は静かで平和なクリスマスイブ、のはずだったのに。

***
ミニスカサンタつくし、愛されすぎて大変なようですw
そして、こんな日に仕事で京都に行ってるらしい総二郎。
置き土産(大量のキスマーク)を残してそのままおとなしくしているはずがないwww
さ、平和じゃないクリスマスの始まりで~す“o(* ̄o ̄)o”ウキウキ♪
2016.12.24 愛すべきサンタ、プレゼントは君で 2
愛すべきサンタ、プレゼントは君で

「つくし、明日の夜は西門さん東京に帰ってくるんでしょ?イブなのに今夜はどうするつもり?」

「どうもしないよ~滋さんと桜子はこの後まだ働くみたいだけどそれに付き合う気力はあたしにはないし。優紀は彼のうちにお泊りなんでしょ?さすがにお邪魔できないしね、うちに帰ってのんびりするよ。」

「西門さんと付き合うようになってはじめてじゃない?1人でクリスマスなんて。」

「仕方ないよ、総だって忙しいし。あれ・・・どうかしたのかな?なんか外・・・」

優紀と休憩してのんびりしてたんだけど、なんだか外が騒がしくて。それもちょっとではなく、キャーとかすごい声がしてるのが気になって、優紀と一緒に外に出ると・・・

「ちょっ!な、なにこれ!」

「ウソっ!なんで!?」

『キャセロールシゲル』の前には黒いスーツに蝶ネクタイ、それに赤いサンタの帽子をかぶったイケメンがずらり。そして同じ数だけアイドル並みにかわいい女の子たちがあたしたちなんかよりきわどいミニスカサンタの格好で勢ぞろいしていて。その人たちがみんなケーキ屋でレジだとかあれこれ仕事をしてくれてて・・・あたしも優紀も顔を見合わせて、は???だ。

「こんなの頼んでるって滋さん言ってたっけ?」

「ううん、聞いてない。だって女の子だけでやるって言ってたし・・・あ、桜子!」

そこに現れた桜子は笑ってるけど不機嫌なオーラが出ててちょっと怖い。

「ね、これ一体どういうこと?何か知ってる?」

「・・・西門さんです。」

「「え?」」

意味がわからない。

「これだけのモデル級の人間をこの時期に一体どうやって集めたのか知りませんけど、寒い中頑張ってる私たちにプレゼントだそうですわよ。今奥で滋さんとお話しされてますわ。」

「総が?そんなこと言ってなかったのに・・・そ、それで桜子は何でそんな怒ってるの?」

「これだけの美男美女が集まったら私の影がかすんでしまいますでしょ。もっとも私が一番きれいですけど、彼女たちには若さという武器がありますし、西門さんも余計なことしてくださいましたわ。」

「そ、そう・・・」

機嫌が悪い桜子には触れないのが一番だ。優紀と視線を合わせて心で会話してるうちに、滋さんが外に出てきた。そしてその後ろには。

「ヤッホー、みんなお疲れ!今日はもう帰っていいよ~ニッシーがいいバイト連れてきてくれたし、明日も働いてくれるらしいから~」

「よ、お疲れ。」

「総!なんで?だって今朝話した時にはまだ今夜も京都だって言ってたのに!こっちに戻ってくるなんて一言も言ってなかったじゃない!」

「そりゃお前、サプライズなんだ、言ったらおもしろくねーだろ。」

「そ、それはそうかもしれないけど・・・」

「それにしてもかわいいかっこじゃん、つくし。でもなんでお前だけポンチョ着てんだ?」

あたし以外のみんなはサンタの衣装の上に黒のダウンコートなのに、あたしだけ違うなんてことに気づいてしまうこの男。優紀たちはそれを見てわかってて笑ってるし、もう!

「そ、それにはいろいろ事情があるの!わかってるんでしょどうせ!」

「ぶっ!なにそれつくし!そんなのかわいく『総のキスマークのせいでしょ~』って素直に言えばいいのに。そんなに赤くならなくても2人がどんなにラブラブかなんてあたしたちみんな知ってるよ?ねえ、桜子、優紀ちゃん。」

「うん、確かに。」「知ってますわね。」

「な、何、なんなの!」

「ああ、狙い通りになったってことか。でもそのせいでこのさみー中外で働かせたってんじゃ悪いことしたな、つくし。寒かったろ?俺が暖めてやるからな。」

にやりと確信犯的に笑う総。

「な、何言ってんの!そ、総は京都に帰らないとでしょ!」

「ああ、仕事はもう終わらせてきた。明日の昼西門にはもどりゃいいから、今夜は一緒に過ごせるぞ、つくし。」

「え?」

「なーんだ、やっぱお迎えだったんだ。いいよ~つくし、もう帰って。優紀ちゃんと桜子ももう帰ってもらうつもりだし。」

「え、で、でも滋さん!」

「じゃ、社長さんの許可も出たってことで行くぞ、つくし。」

あたしが状況を把握する前に話がポンポン決まってしまって、え?え?と思ってるうちにあたしは総に抱き上げられてしまう。

「ちょ、総!こ、こんなとこで!」

「俺のサンタだ、他のやつに盗まれる前に捕獲しとかねーとな。じゃあな。」

「つくし~明日も来なくていいからね!ありがと~!」

「つくし、楽しい夜をね!メリークリスマス!」

「先輩、楽しいクリスマスを。」

3人に手を振られて見送られて、あたしは総に抱き上げられたまま連れ去られてしまう。

「総!なんで?ちゃんと言ってくれたらよかったのに!それにこれやだ!おろしてよ!」

「なんでだよ。せっかく会えてやっと捕まえたんだ、おろすわけねーだろ。」

「だって恥ずかしいよ!すごく目立ってる!」

かっこいいスーツを着たイケメンがサンタのコスプレの女を抱き上げてたら目立つに決まってるのに。

「いいじゃねーか。俺だけの女だって世間に教えるいいチャンスだ。」

「な、何を意味のわからないことを!」

「それにな。」

総はニヤッと笑った。

「今夜はお前をおろすつもりねーから。覚悟しとけよ。」

***
つくしサンタ、捕獲されてしまいました~(*^▽^*)
ちゃんと代わりのバイトも見つけてきてるあたり、さすがでしょうかw
「おろすつもりねーよ」らしいですから・・・次回は微Rです❤
微だからPWはないけど~~~そのあとはPWがいる展開でしょうね( *´艸`)

皆様もメリークリスマス~🎄楽しい週末を過ごしてください♪
2016.12.25 愛すべきサンタ、プレゼントは君で 3
愛すべきサンタ、プレゼントは君で

待たせてあったリムジンの中に乗り込むあいだも、つくしを離さない。滋がどんだけあったかい格好をさせてたってこの寒空の中だ、つくしの体は冷え切っていた。

「んっ、そぅ待っ」

膝の上に乗せたまま唇を奪う。いつもならプルプルフワフワのつくしの唇もどこか少し乾いてる気がした。あんな、変な独占欲出してキスマークなんてつけまくるんじゃなかった。まさかこの寒空の中1日中外にいるなんて思いもしなかった。完全に、俺のミスだ。

「んっふぅっ・・・」

いとおしい、大事な大事なこいつを誰にもとられたくねーとか。変な独占欲ばっかが増して、俺ばっか気持ちが増大していってる気がして、ちょっとはつくしも俺のことばっか考えてどうにかなりゃーいいのにとか、変なこと考えてやった行動があのキスマークだった。俺と会えないはじめてのクリスマスも、つくしが全然残念そうじゃねーから。

「あっんんっ・・・そぅ・・・ん」

つくしがそんなこと言う女じゃねーことわかってんのに。仕事だって知っててわがまま言うようなやつじゃねーってわかってて、それでもあんまりにも普通なつくしにちょっと腹が立って。

『ニッシーおバカだね~ホント。つくしあのまんまじゃ凍え死んじゃうよ、どうするの?いくら私たちが言ったって聞かないんだから。』

自分は外で働くから。そう言ってつくしが譲らない。このままじゃつくしが大変だけどどうするんだと滋からそう連絡もらうまでまったく気付きもせず、つくしもまたなんも言わねーし。

『寂しくないわけないじゃん。ニッシーに変な気を使わせないようにって、つくし自分から手伝うって言ってくれたんだよ。ニッシーのこと話すとすっごく寂しそうな顔してるよ、つくし。自分じゃ気付いてないみたいだけどね。』

何年も付き合っててわかってたはずなのに、だからこそなんか忘れてたのかも知んねーなとちょっとらしくなく反省もした。つくしと一緒にいることに、こいつに気をつかわせることに慣れてたのかも知んねーな、俺。

「つくし・・・寒くねーか?」

「・・・寒くないけど・・・そんなにキスされたら唇が溶けちゃうよ。」

俺にくったりと身を寄せるつくしはほんのり赤く顔を染めててかわいい。こいつは寂しくても俺にそれを気付かせないようにいつも気をつかってる。俺の仕事のこと、俺の立場。西門っていう目に見えない圧力。自分のことをもっと優先しろ、大事にしろって言ったってもっとわがまま言って怒ったってかまわねーのに。そんなこと絶対に言う女じゃない。

「つくし・・・ごめんな。」

「なんで?総何にも悪いこと・・・あ、してたね。」

「わりー。」

「もう・・・あんなキスマーク見られるの恥ずかしいんだからね、考えてよね。でも・・・会いにきてくれたから許してあげる。」

「つくし。」

顔を覗き込むと耳を赤くしたまま照れ臭そうに笑ってくれた。

「ホントは会いたいなって思ってたから・・・会いにきてくれてありがとう。」

恥ずかしいのか俺にギュッと抱きついてきてくれる。かわいいな、つくし。そんなことされっと俺がこのあと大変だってわかってんのか?

「ずっと毎年一緒だったのに今年だけ会わねーなんてなんか変だろ?お前が一緒にいねーとなんかダメなんだよ、俺。」

「・・・あたしも寂しいなって思ってたけど、総は仕事なんだし仕方ないかなって・・・」

「今夜はずっと一緒にいような、つくし。」

「ホントにいいの?でもあたし何の準備もしてないよ?プレゼントも家に置きっぱなしだし。」

「そんなの気にしねーでいい。それに・・・」

「それに?」

つくしの耳元でささやいた。

「それに、何がなくたってお前がいりゃそれでいい。」

真っ赤になったつくしは俺の胸に顔をうずめていた。





「んっ、総っ!見、見られちゃう!」

「見えるかよ、リムジンだぞ。」

「あっ、んんっ、でもっんんっ」

「声も聞こえねーから安心しろ。」

あられもない姿、というのはこういうことを言うんだろうな。つくしの着てたポンチョの前ははだけて、その下のサンタの衣装はずり下がってつくしの胸は俺の手の中で柔らかく形を変えてる。下の網タイツは俺をそそるばかりで、申し訳ないが脱がすのもまどろっこしくて一部分破かせてもらった。ま、別にかえすもんじゃねーしいいと思うんだが、つくしがやたら恥ずかしがって真っ赤になってる。

「お前、このカッコしてて俺が我慢できると思ってんの?」

「こ、これはだって!滋さんが!」

「こんなミニスカに網タイツでサンタとか、コスプレで楽しくヤってくれって言ってるよーなもんだろ。」

「あっ、んっそ、そんなぁ、あっっっ!」

網タイツの奥の、おそらく滋の趣味だろう黒の総レースのショーツはさっきからの俺のいたずらのせいでびしょびしょで。その横から中に指を滑らせれば、そこだけつくしの体のどこよりも熱くなってて。

「総っ!く、車の中じゃ!そ、それに、ふ、服が!総のスーツがっ!」

今日の俺は黒のスーツにコートで若干どっかの社長か執事風らしい(滋がそう言ってた)。

「こんなのどうなったってかまわねーよ。それよりお前が大事。お前に触りてーの。」

結局目的地までつくしは声を殺して喘いでいた。

***
総ちゃん、反省しながらも何をしてるんですか~!
えっと、つくしちゃんをおいしくいただく下準備、ですかね(/ω\)イヤン
目的地に着いたつくしはどうなってしまうのかというと・・・ええもうそりゃねw
次回はPWが入ります~18時更新です☆彡
2016.12.25 愛すべきサンタ、プレゼントは君で 4
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