FC2ブログ
 『Life is Beautiful』をのぞきにきてくださってありがとうございます。
 しばらくサイトをあちこちさわる予定なので、お見苦しいところもあるかもしれませんが
 ご理解ください。よろしくお願いします。

 現在お話の更新予定はまだ未定となっております。今しばらくお待ちくださいm(__)m

 INDEX

2016.12.24 愛すべきサンタ、プレゼントは君で 1
愛すべきサンタ、プレゼントは君で
メリークリスマス(*^-')ノ☆;:*:;☆“Merry*Christmas”☆;:*:;☆ヽ('-^*)
ということでSSをお届け❤とっても暗い連載本編が続いておりましたので気分をかえて
明るい気分で楽しんでいただけたらと思います~( *´艸`)

***

「ど、どうぞ順番に並んでくださ~い!列の最後尾はこちらで~す!」

さ、寒い!この年でこんなカッコなんてもう!滋さんのバカ!総のバカバカバカ!いや、我慢我慢だ!

「ねえねえおねーさん、これ、何の列なの?」

「え、あ、はい。これは『キャセロールシゲル』のクリスマス限定ミニカップケーキ販売の列でして、ここが最後尾・・・」

「え?マジ!?あのキャセロールシゲルの?うわ、絶対彼女に買って帰ってやろ。絶対喜ぶわ!おい、お前も一緒に並べよ、1人2個限定とか書いてあるし。」

「はあ~!?このクソ寒いのに並ぶのかよ~。たぶん1時間は並ぶぜ?ったく、お前あきちゃんには甘いんだからよ~。」

目の前の大学生くらいの男の子が2人、また列に並んだ。ああ、ありがとう売り上げに貢献してくれて。ホントさっさと売り切れてこんなお役目解放されたい。





今日はクリスマスイブ。あたしたちはこの3日間、ここに拘束されている。そう、この『キャセロールシゲル』はあの滋さんが初プロデュースしてるスイーツ専門店。そしてまたこれがそこら辺のパティシエが作ったのよりかわいくておいしいって雑誌でもテレビでもとりあげられて、忙しいはずの滋さんがNYから帰国するくらい大繁盛しているのだ。そしてあたしたちは、それはもう総出でお手伝いにきている。この時期に有給使いますって言ったら上司にすごく嫌な顔されたけど、そんなの気にするもんか。

「先輩、交代しますわ。寒かったでしょう、休憩してきてください。」

やってきたのはあたしと同じカッコの桜子。そう、今回は桜子もお手伝いに来てくれているのだ。

「あ!あなた、ベアウティの桜子さんですよね!そうですよね!」

「うふふ、ええ、いらっしゃいませ。よかったら、ケーキどうですか?お友達のために頑張ってるんです、協力してくださいません?」

今は自社化粧品ブランドのモデルもしてる桜子のファンなのか、女の子たちに押し出されるようにその場から逃げてきた。ちらっと視線のあった桜子はニンマリしていたから、ああきっと自分の宣伝にも一石二鳥だとか思ってるんだろうなってすぐわかる。桜子が着てるの、自前だっていうくらいだから気合い入れてるんだろうな。

「はあ~あったか~い。」

今日のあたしは、社長(滋さん)の命令でサンタの格好だ。ほらあれ、いわゆるミニスカサンタ。あたしと優紀と滋さんと、なんでもお揃いらしいミニスカートのサンタの衣装はすっごくふわふわであったかい。ノースリーブのミニワンピースに、網タイツにロングブーツ。思いっきり滋さんの好み。さすがに外は寒いからコートを羽織ってるけど、コートもまた赤のかわいいポンチョに白の長手袋。肌が隠れてる部分はすごくふわふわであったかいから、もしかしたらカシミアとかなのかもしれないけど、もうそれを気にする元気もない。

「あ、つくし。お疲れ。外寒かったでしょう?大丈夫だった?」

ちょうど休憩だった優紀と一緒にあったかいお茶で一休みだ。優紀はレジで働いてるのでノースリーブのミニスカサンタのまま。あたしは諸事情があって寒いけど外での仕事をしてる。だって・・・

「ホント、西門さんもまいっちゃうよね、それ。絶対確信犯だよね。『俺以外の男に肌を見せんじゃねーよ!』みたいな?」

「やめてよ、優紀。もうそれ散々滋さんにも桜子にも言われた・・・」

「あんなちゃらんぽらんな人がねえ、まさかこうも変わってそんな嫉妬深くて独占欲丸出しなところ見せるなんて思わないじゃない。意外だし、だからおもしろいよね。」

笑い事じゃない。ポンチョの襟元はがっつり上までとめてるから今は気にならないけど、一昨日ここのバイトにきてサンタの衣装を着たあたしを見て苦笑いした3人にはホントに恥ずかしすぎてあわせる顔がなくて、穴があったら入って二度と出てきたくないくらいだった。




数日前、実は滋さんから頼まれてね・・・って話を彼にした。どうしてもって頼み込まれて、もう優紀と桜子もくるって言ってるし、滋さんも帰国するっていうからあたしもお手伝いをね・・・そう言った時、黙って話を聞いてた総の様子を見ておかしいと気付くべきだったんだ。

今年は、総とはクリスマスを過ごせないことになっていた。西門のイベントで22~25日まで総は京都に行くことになっていて、あたしは1人のクリスマスを過ごすくらいなら友達と一緒の方がいいかな、と思っただけだったんだけど。めずらしく「たまにはいいんじゃねーの?」なんて言ってくれてありがたいな~と思ってたのに。

京都に行く前の日の夜、なんだかいつもよりその、アレが激しくて、何度も何度もあたしの意識がなくなるまでだったからどうしたんだろうとは思ってたんだけど。朝になって滋さんたちと合流してみたら、体中がキスマークの嵐!みたいになってて、とてもじゃないけどキャミソールのミニワンピなんて着れる状態ではなかったのだ。

「愛されてて幸せじゃない、つくし。」

「そうだけど、これは2度といや。」

「確かに。」

苦笑いするあたしと優紀はお茶を飲みながらのんびりしていた。今年は静かで平和なクリスマスイブ、のはずだったのに。

***
ミニスカサンタつくし、愛されすぎて大変なようですw
そして、こんな日に仕事で京都に行ってるらしい総二郎。
置き土産(大量のキスマーク)を残してそのままおとなしくしているはずがないwww
さ、平和じゃないクリスマスの始まりで~す“o(* ̄o ̄)o”ウキウキ♪
スポンサーサイト



2016.12.24 愛すべきサンタ、プレゼントは君で 2
愛すべきサンタ、プレゼントは君で

「つくし、明日の夜は西門さん東京に帰ってくるんでしょ?イブなのに今夜はどうするつもり?」

「どうもしないよ~滋さんと桜子はこの後まだ働くみたいだけどそれに付き合う気力はあたしにはないし。優紀は彼のうちにお泊りなんでしょ?さすがにお邪魔できないしね、うちに帰ってのんびりするよ。」

「西門さんと付き合うようになってはじめてじゃない?1人でクリスマスなんて。」

「仕方ないよ、総だって忙しいし。あれ・・・どうかしたのかな?なんか外・・・」

優紀と休憩してのんびりしてたんだけど、なんだか外が騒がしくて。それもちょっとではなく、キャーとかすごい声がしてるのが気になって、優紀と一緒に外に出ると・・・

「ちょっ!な、なにこれ!」

「ウソっ!なんで!?」

『キャセロールシゲル』の前には黒いスーツに蝶ネクタイ、それに赤いサンタの帽子をかぶったイケメンがずらり。そして同じ数だけアイドル並みにかわいい女の子たちがあたしたちなんかよりきわどいミニスカサンタの格好で勢ぞろいしていて。その人たちがみんなケーキ屋でレジだとかあれこれ仕事をしてくれてて・・・あたしも優紀も顔を見合わせて、は???だ。

「こんなの頼んでるって滋さん言ってたっけ?」

「ううん、聞いてない。だって女の子だけでやるって言ってたし・・・あ、桜子!」

そこに現れた桜子は笑ってるけど不機嫌なオーラが出ててちょっと怖い。

「ね、これ一体どういうこと?何か知ってる?」

「・・・西門さんです。」

「「え?」」

意味がわからない。

「これだけのモデル級の人間をこの時期に一体どうやって集めたのか知りませんけど、寒い中頑張ってる私たちにプレゼントだそうですわよ。今奥で滋さんとお話しされてますわ。」

「総が?そんなこと言ってなかったのに・・・そ、それで桜子は何でそんな怒ってるの?」

「これだけの美男美女が集まったら私の影がかすんでしまいますでしょ。もっとも私が一番きれいですけど、彼女たちには若さという武器がありますし、西門さんも余計なことしてくださいましたわ。」

「そ、そう・・・」

機嫌が悪い桜子には触れないのが一番だ。優紀と視線を合わせて心で会話してるうちに、滋さんが外に出てきた。そしてその後ろには。

「ヤッホー、みんなお疲れ!今日はもう帰っていいよ~ニッシーがいいバイト連れてきてくれたし、明日も働いてくれるらしいから~」

「よ、お疲れ。」

「総!なんで?だって今朝話した時にはまだ今夜も京都だって言ってたのに!こっちに戻ってくるなんて一言も言ってなかったじゃない!」

「そりゃお前、サプライズなんだ、言ったらおもしろくねーだろ。」

「そ、それはそうかもしれないけど・・・」

「それにしてもかわいいかっこじゃん、つくし。でもなんでお前だけポンチョ着てんだ?」

あたし以外のみんなはサンタの衣装の上に黒のダウンコートなのに、あたしだけ違うなんてことに気づいてしまうこの男。優紀たちはそれを見てわかってて笑ってるし、もう!

「そ、それにはいろいろ事情があるの!わかってるんでしょどうせ!」

「ぶっ!なにそれつくし!そんなのかわいく『総のキスマークのせいでしょ~』って素直に言えばいいのに。そんなに赤くならなくても2人がどんなにラブラブかなんてあたしたちみんな知ってるよ?ねえ、桜子、優紀ちゃん。」

「うん、確かに。」「知ってますわね。」

「な、何、なんなの!」

「ああ、狙い通りになったってことか。でもそのせいでこのさみー中外で働かせたってんじゃ悪いことしたな、つくし。寒かったろ?俺が暖めてやるからな。」

にやりと確信犯的に笑う総。

「な、何言ってんの!そ、総は京都に帰らないとでしょ!」

「ああ、仕事はもう終わらせてきた。明日の昼西門にはもどりゃいいから、今夜は一緒に過ごせるぞ、つくし。」

「え?」

「なーんだ、やっぱお迎えだったんだ。いいよ~つくし、もう帰って。優紀ちゃんと桜子ももう帰ってもらうつもりだし。」

「え、で、でも滋さん!」

「じゃ、社長さんの許可も出たってことで行くぞ、つくし。」

あたしが状況を把握する前に話がポンポン決まってしまって、え?え?と思ってるうちにあたしは総に抱き上げられてしまう。

「ちょ、総!こ、こんなとこで!」

「俺のサンタだ、他のやつに盗まれる前に捕獲しとかねーとな。じゃあな。」

「つくし~明日も来なくていいからね!ありがと~!」

「つくし、楽しい夜をね!メリークリスマス!」

「先輩、楽しいクリスマスを。」

3人に手を振られて見送られて、あたしは総に抱き上げられたまま連れ去られてしまう。

「総!なんで?ちゃんと言ってくれたらよかったのに!それにこれやだ!おろしてよ!」

「なんでだよ。せっかく会えてやっと捕まえたんだ、おろすわけねーだろ。」

「だって恥ずかしいよ!すごく目立ってる!」

かっこいいスーツを着たイケメンがサンタのコスプレの女を抱き上げてたら目立つに決まってるのに。

「いいじゃねーか。俺だけの女だって世間に教えるいいチャンスだ。」

「な、何を意味のわからないことを!」

「それにな。」

総はニヤッと笑った。

「今夜はお前をおろすつもりねーから。覚悟しとけよ。」

***
つくしサンタ、捕獲されてしまいました~(*^▽^*)
ちゃんと代わりのバイトも見つけてきてるあたり、さすがでしょうかw
「おろすつもりねーよ」らしいですから・・・次回は微Rです❤
微だからPWはないけど~~~そのあとはPWがいる展開でしょうね( *´艸`)

皆様もメリークリスマス~🎄楽しい週末を過ごしてください♪
2016.12.25 愛すべきサンタ、プレゼントは君で 3
愛すべきサンタ、プレゼントは君で

待たせてあったリムジンの中に乗り込むあいだも、つくしを離さない。滋がどんだけあったかい格好をさせてたってこの寒空の中だ、つくしの体は冷え切っていた。

「んっ、そぅ待っ」

膝の上に乗せたまま唇を奪う。いつもならプルプルフワフワのつくしの唇もどこか少し乾いてる気がした。あんな、変な独占欲出してキスマークなんてつけまくるんじゃなかった。まさかこの寒空の中1日中外にいるなんて思いもしなかった。完全に、俺のミスだ。

「んっふぅっ・・・」

いとおしい、大事な大事なこいつを誰にもとられたくねーとか。変な独占欲ばっかが増して、俺ばっか気持ちが増大していってる気がして、ちょっとはつくしも俺のことばっか考えてどうにかなりゃーいいのにとか、変なこと考えてやった行動があのキスマークだった。俺と会えないはじめてのクリスマスも、つくしが全然残念そうじゃねーから。

「あっんんっ・・・そぅ・・・ん」

つくしがそんなこと言う女じゃねーことわかってんのに。仕事だって知っててわがまま言うようなやつじゃねーってわかってて、それでもあんまりにも普通なつくしにちょっと腹が立って。

『ニッシーおバカだね~ホント。つくしあのまんまじゃ凍え死んじゃうよ、どうするの?いくら私たちが言ったって聞かないんだから。』

自分は外で働くから。そう言ってつくしが譲らない。このままじゃつくしが大変だけどどうするんだと滋からそう連絡もらうまでまったく気付きもせず、つくしもまたなんも言わねーし。

『寂しくないわけないじゃん。ニッシーに変な気を使わせないようにって、つくし自分から手伝うって言ってくれたんだよ。ニッシーのこと話すとすっごく寂しそうな顔してるよ、つくし。自分じゃ気付いてないみたいだけどね。』

何年も付き合っててわかってたはずなのに、だからこそなんか忘れてたのかも知んねーなとちょっとらしくなく反省もした。つくしと一緒にいることに、こいつに気をつかわせることに慣れてたのかも知んねーな、俺。

「つくし・・・寒くねーか?」

「・・・寒くないけど・・・そんなにキスされたら唇が溶けちゃうよ。」

俺にくったりと身を寄せるつくしはほんのり赤く顔を染めててかわいい。こいつは寂しくても俺にそれを気付かせないようにいつも気をつかってる。俺の仕事のこと、俺の立場。西門っていう目に見えない圧力。自分のことをもっと優先しろ、大事にしろって言ったってもっとわがまま言って怒ったってかまわねーのに。そんなこと絶対に言う女じゃない。

「つくし・・・ごめんな。」

「なんで?総何にも悪いこと・・・あ、してたね。」

「わりー。」

「もう・・・あんなキスマーク見られるの恥ずかしいんだからね、考えてよね。でも・・・会いにきてくれたから許してあげる。」

「つくし。」

顔を覗き込むと耳を赤くしたまま照れ臭そうに笑ってくれた。

「ホントは会いたいなって思ってたから・・・会いにきてくれてありがとう。」

恥ずかしいのか俺にギュッと抱きついてきてくれる。かわいいな、つくし。そんなことされっと俺がこのあと大変だってわかってんのか?

「ずっと毎年一緒だったのに今年だけ会わねーなんてなんか変だろ?お前が一緒にいねーとなんかダメなんだよ、俺。」

「・・・あたしも寂しいなって思ってたけど、総は仕事なんだし仕方ないかなって・・・」

「今夜はずっと一緒にいような、つくし。」

「ホントにいいの?でもあたし何の準備もしてないよ?プレゼントも家に置きっぱなしだし。」

「そんなの気にしねーでいい。それに・・・」

「それに?」

つくしの耳元でささやいた。

「それに、何がなくたってお前がいりゃそれでいい。」

真っ赤になったつくしは俺の胸に顔をうずめていた。





「んっ、総っ!見、見られちゃう!」

「見えるかよ、リムジンだぞ。」

「あっ、んんっ、でもっんんっ」

「声も聞こえねーから安心しろ。」

あられもない姿、というのはこういうことを言うんだろうな。つくしの着てたポンチョの前ははだけて、その下のサンタの衣装はずり下がってつくしの胸は俺の手の中で柔らかく形を変えてる。下の網タイツは俺をそそるばかりで、申し訳ないが脱がすのもまどろっこしくて一部分破かせてもらった。ま、別にかえすもんじゃねーしいいと思うんだが、つくしがやたら恥ずかしがって真っ赤になってる。

「お前、このカッコしてて俺が我慢できると思ってんの?」

「こ、これはだって!滋さんが!」

「こんなミニスカに網タイツでサンタとか、コスプレで楽しくヤってくれって言ってるよーなもんだろ。」

「あっ、んっそ、そんなぁ、あっっっ!」

網タイツの奥の、おそらく滋の趣味だろう黒の総レースのショーツはさっきからの俺のいたずらのせいでびしょびしょで。その横から中に指を滑らせれば、そこだけつくしの体のどこよりも熱くなってて。

「総っ!く、車の中じゃ!そ、それに、ふ、服が!総のスーツがっ!」

今日の俺は黒のスーツにコートで若干どっかの社長か執事風らしい(滋がそう言ってた)。

「こんなのどうなったってかまわねーよ。それよりお前が大事。お前に触りてーの。」

結局目的地までつくしは声を殺して喘いでいた。

***
総ちゃん、反省しながらも何をしてるんですか~!
えっと、つくしちゃんをおいしくいただく下準備、ですかね(/ω\)イヤン
目的地に着いたつくしはどうなってしまうのかというと・・・ええもうそりゃねw
次回はPWが入ります~18時更新です☆彡
2016.12.25 愛すべきサンタ、プレゼントは君で 4
この記事を閲覧するにはパスワードが必要です
パスワード入力
2016.12.26 愛すべきサンタ、プレゼントは君で 5
この記事を閲覧するにはパスワードが必要です
パスワード入力
愛すべきサンタ、プレゼントは君で

あったかい・・・けど、喉がカラカラ。

「ん・・・」

気持ちよくてまどろんでしまうぬくもりがあたしの体をぎゅっと包んでくれる。えっと・・・

「・・・そ、う・・・?」

「よう、起きたか。おはよ、つくし。」

あたしをうしろから包み込むように抱きしめてくれてた総が、あたしの頭のてっぺんにチュッとキスを落としてくれる。

「・・・なんか体が痛くてだるい・・・」

「まあそりゃな。サンタは昨日クリスマスで働きすぎたからな。」

働きすぎたんじゃなくて働かせすぎたの間違いでしょ!なんて、突っ込む元気もない。

「喉乾いたろ?声すっげーかすれてる。水とってくる。」

あたしをぎゅっと抱きしめてからベッドを降りてキッチンに向かった総は上半身裸で下はスウェットパンツ。で、その背中にはいったい誰が?なんて聞くどころか申し訳なくなるくらいたくさん、あたしがひっかいた爪のあとが残っていた。うわーーーいつもよりなんかたくさん・・・

「・・・でも、あたしが悪いんじゃないもん。総が悪いん、だ、よね・・・うん。そう。そうだよ。」

いったい一晩で、いや、昨日の夕方から今日の朝方まで、何回したんだろうか。最初の4・5回くらいまでしか記憶がない。ところどころ意識が飛んでるみたいに記憶がぼんやりしてるけど、まあ、あれこれされちゃってたのはわかる。すごい、今までにないくらいのこの体のきしみ具合がそれを物語ってる。

滋さんのバイトで借りたミニスカサンタの衣装は、きっともう返せないだろうな。っていうかあれを返すのもなんだか申し訳ない気がする、ひどいことになってたし。それに、夜中に総が準備してくれたらしい“パジャマ”。あれは絶対にパジャマなんてものではない。けど目を覚ましたら着せられてて、それがクリスマスだから、なんて一言で喜ばれてしまったらまあいっか、なんて思ってしまったせいで余計にひどい目にあった気がする。

「・・・これ、もう着たくない。っていうか脱ぎたい・・・」

またもそのパジャマと総が呼んでいたスケスケの赤に白のレースのベビードールのみを着せられてるのに気づいて、昨日のことをあれこれ思い出して恥ずかしくなってしまった。あんな・・・あんなにできるものなの?総だけ?あたし、あんなのが毎晩続いたら死んじゃうよ。

「いくら俺でもあれを毎晩はできねーと思うから安心しろ。」

「え?うゎ!き、聞こえてた?」

「聞こえてたもなにもそんだけでかい声でぶつぶつ言ってたら普通聞こえるだろ。ほら、水。起きれるか?」

笑う総の顔に疲れとか微塵もなくて、爽やかで、なんだか体力の違いを見せつけられてしまってる気がする。でも1人じゃ体を起こすのもしんどくて総に支えてもらって起きてようやくお水を飲んで人心地ついた。

「ふぅーーー。なんかお水が体に染み渡る感じ。」

「途中で何度か水分補給させたけどな。足りなかったか、あれだけじゃ。」

「あれ、お水じゃなかったじゃん・・・」

総が飲んでたワインとかシャンパンとか、してる最中に口移しで水分補給だとか言って飲ませてもらったけど。あれはまったく補給になってなかったと思う。酔いが回って、余計、その、おかしくなっちゃっただけで。

「あれ?えっ?」

グラスを持ってた自分の指を見て、今頃、ホントに今頃気づいた。そこにある、見慣れないもの。それも左の薬指にはまってる。

「クリスマスだし、頑張ったサンタにもプレゼントが必要だろ?」

「でもこんな・・・いつの間に・・・」

総があたしをぎゅっと抱きしめてくれる。グラスはそっとサイドテーブルに置いて、指輪のはまったあたしの左指をそっとなでながら。

「お前、今まで何度言っても指輪は嫌だって受け取ってくれなかったしな。今年は渡そうと思ってたのに俺の仕事で会えそうにねーし、お前は別に寂しくもなんともなさそうだし、俺はこれをお前に渡してーし。ま、仕事は裏技つかって強引に終わらせて時間作ったからな。絶対渡したかったんだよ。嫌だとか言うなよ。これでも相当譲歩したんだからな。」

「総・・・」

豪華な馬鹿みたいに高い指輪なんて絶対死んでもほしくない。そう言ってたのを覚えててくれたんだ。だからあたしの指にあるのは、黄色の石と白い石でお花のような形の華奢な指輪。きっと世間的には高いのかもしれないけど、総にとっては譲歩した結果なのかもしれない。

「うれしい・・・ありがとう。」

「ま、そのうちひきつるくらいでかいダイヤの指輪そこにはめる予定だからとりあえず仮予約だ。外すなよ。」

顔を上げて総を見ると、優しい顔であたしを見つめてくれる。もう、そんなに優しくしてあたしを甘やかして、あたし総から離れられないよ。

「あたしもプレゼント・・・あ、うちだ。」

「今夜仕事が終わったらもらいに行く。だから今夜はお前んちで過ごそうぜ。」

彼氏にウインクされてドキドキしちゃうなんて。

「あの、でも・・・」

「ああ、今夜はお手柔らかに、だろ?わかってる。」

ホントだろうか?でもどっちだっていい。あたしは総のぬくもりに包まれた。左指にあるものと一緒に。なんて幸せ。しんどいけど、愛されて、すごく幸せ。

***
いいクリスマスだったでしょうか~?この2人にとっては幸せだったかな❤
甘々ラブラブなクリスマスを書きたくて、イチャコラしつつ甘々させてみました(*´艸`*)
楽しんでいただけたでしょうか?
たぶん、連載がアレなので反動で余計甘いのが書きたいのかとwww

次回の更新はまたもSS投稿~✨
12/28のつくしBDにあわせまして12時に公開です~(≧▽≦)
タイトルは『書き換えられた思い出』です。お楽しみに♪